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〈解〉の庭園 Garden of “Unraveling”
山本和智+柿崎麻莉子
Perc. 篠田浩美・彌永和沙
蟄居閉門を余儀なくされた2020年、事態が深刻になればなるほど、作曲家はある「軽さ」を求め始めます。その最中、様々な拘泥を削ぎ落とした先に〈解〉というキーワードに突き当たった山本和智の想像した野外バレエ作品を、ダンサー柿崎麻莉子、共演者として抜擢された若手ダンサー・蛸島由芽、パーカッショニスト篠田浩美、彌永和沙を迎え長沼公園内の〈任意の場〉にて開催致します。
2024年4月27日(土) 京王線「長沼駅」 14:00集合
一般:3,000円 学生(25歳以下):2,000円(要予約/限定50名)
会場:都立長沼公園内
※この公演は京王線「長沼駅」よりダンサー、パーカッショニストと共に山に向かうところから始まり、山を散策しながらダンサーは公演するに相応しい場を決めたのちに開演されます。
従って歩きやすい靴と服装でお越しください。
※会場には駐車場はございませんので、あらかじめご了承ください。
【出演者】
柿崎麻莉子(ダンス)
蛸島由芽(ダンス)
篠田 浩美(打楽器)
彌永 和沙(打楽器)
山本和智(作曲)
トーク「人と芸術と自然の境界で」山本和智×落合俊也
終演後に作曲家・山本和智と建築家・落合俊也(建築家・鳥山カフェマスター)のトークが行われます。
会場:鎌田鳥山・峠の美術館
主催:パレイドリアン、緑の森のアート 峠の美術館春祭り
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[地域芸術文化活動応援助成]
協力:公益財団法人東京都公園協会、株式会社しろばら百藝社
プロデューサー:佐藤康子(緑の森のアート 峠の美術館春祭り)
制作:鐘ケ江織代(パレイドリアン/株式会社しろばら百藝社)
宣伝美術:すわあおの動画制作:STUDIO CROSS 西中拓史
出演者
Profile
山本 和智 Kazutomo YAMAMOTO(作曲)
独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範にわたり、2006年モリナーリ国際作曲賞第1位(カナダ)、2007年AIC / Mostly Modern 国際作曲コンクール第1位(アイルランド)、 2009年度武満徹作曲賞第2位、2010年第5回JFC作曲賞、2011年TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL- SOUND, ART & PERFORMANCE vol.7奨励賞受賞など、作品は国内外問わず高く評価されており、2020年にはサントリーサマーフェスティバルにてオーケストラ作品の新作を初演し好評を博した。2009年より『特殊音樂祭』をプロデュース。現代音楽ファンのみならず多くの聴衆を獲得し注目度の高いイベントへと成長させた。今後も、作曲・プロデュースの両面で活躍が期待されている。和光大学表現学部総合文化学科非常勤講師。
Photo: Jörgen Axelvall
柿崎 麻莉子 Mariko KAKIZAKI(ダンス)
香川県にうまれ育ち、新体操選手として幼少期を過ごした。教師を目指して筑波大学に入学するが、学生時代に振付家の平原慎太郎や山田せつ子に出会い、アーティストがそれぞれの視点で世界を捉え表現している様に魅了される。大学卒業後はBatsheva ensemble Dance Company(2012-2014)、L-E-V Sharon Eyal|Gai Behar(2015-2021)に所属し、ツアー公演やWS指導など国際的に活動。2018年にMusée de l'Orangerie(Paris)「睡蓮」の前で踊るという夢をかなえる。ダンサーとして出演したDior(2019ss)Paris collectionがファッションとダンスの融合をみせたショーとして話題となる。SharonやOhadなどのメンターとの出会いは、身体についての考え方だけでなく、ダンサーとしてどのように生きるか、アーティストとしての価値観形成に大きな影響をあたえた。ダンサー活動と並行して振付活動をはじめ、2014年にJerusalem Dance Week competitionで銀賞、2020年に日本ダンスフォーラム賞を受賞する。他、各国のダンスフェスティバルにて作品を上演。2020年パンデミックをきっかけに活動拠点を日本に移す。2023年、アーティスト長島有里枝の展覧会「ケアの学校」で「パーソナルダンス」と題した企画を実施し、コミュニケーションツールとしてのダンスの可能性の模索をはじめた。現在は日本での活動を中心に、世界各国のフェスティバルに指導者・振付家として参加。2022年よりアート・カルチャーセンターbeqを熊本にオープンし、文化や芸術をカジュアルに楽しめる場づくりを実践中。広告などのムーブメントディレクションもおこなう。Gaga指導者。
蛸島由芽 Yume TAKOJIMA (ダンス)
2003年、東京生まれ。
幼少期からクラシックバレエを踊り始め、16歳の時ベルギーに渡りアントワープ王立バレエ学校で学ぶ。
2022年に卒業後、スペインのJohan Inger Youth ProjectやイタリアでWayne McGregor率いるLa Biennale Di Venezia 2023に参加最近ではメキシコでCesar Brodermannと踊るほか、自身の作品を発表、またワークショップを開催するなどの活動をしている。
篠田 浩美 Hiromi SHINODA(打楽器)
東京藝術大学打楽器科卒業。ソリストとして読売日本交響楽団、吹奏楽団体、現代邦楽団体と共演し高い評価を得る。作曲家の新曲初演を多数演奏。幼少期よりピアノコンクール、打楽器コンクールで数々の賞を受賞。映画「大仏廻国」の音楽担当。和楽器奏者としても活躍し歌舞伎・邦楽演奏会にも多数出演。千葉商科大学・尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師。起業家としての顔も持ち、音楽教室「PASSION MUSIC」の代表を務める。川口市内幼稚園4か所の音楽教室運営。「ウーマンビジネスプランコンテストin Kawaguchi」優秀賞。「川口i-mise大賞2023年」i-mise賞を受賞。2児の母。
https://hiromi-shinoda.com/彌永 和沙 Kazusa IYONAGA (打楽器)
千葉県船橋市出身。幕張総合高等学校卒業、東京藝術大学音楽学部器楽科を経て同大学院修士課程を修了。2019年日本打楽器協会主催第35回新人演奏会で最優秀賞、第80回TIAAクラシック音楽コンクール優秀賞(最高位)受賞。第74回ジュネーブ国際音楽コンクールやTROMP 2022 competition 等海外コンクールにも積極的に参加し研鑽を積む。2019年度瀬木芸術財団法人短期海外研修奨学生として奨学金を授与。JASSO奨学金業績優秀者奨学金全額返還免除生。現在はフリーランス打楽器奏者としてオーケストラ、吹奏楽、室内楽の各分野で活動中。寺田由美パーカッションアンサンブル「ドライヴ」メンバー。これまでに打楽器を寺田由美、藤本隆文の各氏に師事。
落合俊也 Toshiya OCHIAI (建築家・鳥山カフェマスター)
東京都国立市に生まれる。早稲田大学・建築学科、大学院卒。卒業後は木造建築の第一人者であった杉坂智男氏に師事。2014年に杉坂建築事務所より独立し、株式会社森林・環境建築研究所を創設。受賞歴に、建築・環境省エネルギー住宅賞(2000年)、サスティナブル住宅賞最優秀賞(2015年)など。著書「すべては森から」建築資料研究社。
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京王線「長沼駅」集合
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パレイドリアン
Pareidolian
“異”との出会いをテーマにコンサート、ワークショップ、トークなど、様々な形態で発信を試みる音楽実験ユニット。アートマネージャー・鐘ケ江織代の呼びかけにより、日常に潜む小さな違和感から新しい音楽を創造する作曲家・山本和智、特殊な環境の中で生まれる「学習」をデザインする研究者・眞崎光司の3名によって2020年4月に結成。多様な地域や世代、幅広いジャンルのアーティストや研究者、市民との交流を目指し、音楽を中心とした新しい芸術文化の創造、発信、普及活動を行う。
ワークショップを「当たり前に潜む異次元への旅」と定め、〈体験と省察〉を軸とした新たな視点を参加者とともに探索した作品『聴衆のいない演奏会ー転倒する<作曲・演奏・聴取>』(2020) は、社会へ切り開く意欲的な音楽ワークショップ企画として、企画公募プログラム・OPEN SITE5(主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 トーキョーアーツアンドスペース東京都現代美術館)に採択され好評を博す。2022年、山本和智・ショウルーム「困った男(ひと)」、2023年、「あんた…まだ『山本和智』なんか聴いているの……?」を主催し、ボーダレスな客層を獲得している。
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